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来た~~。ついにこの日がやってきました。
ワインエキスパート2次試験! 1次試験の結果が出てからの約1ヶ月、こんなに真剣にワインを飲んだのは初めてです。 会社帰りにはほぼ毎日一人でワインショップやワインバーへ行き、お店の人に頼んで ブラインドで出してもらったり、友人にもたくさん協力してもらってワインの飲めるお店に ご飯を食べにいったり、何よりアカデミー・デュ・ヴァンとNAKADIの母校、 田崎真也ワインサロンの2次対策に通いつめること10回以上。 1回正解した品種でも次に出たときにはずしてしまったり、ヴィンテージによって同じ品種が まったく違うものに思えたり、国による違いは言わずもがな・・・。 毎回正解率は50%程度で凹んだり喜んだりの繰り返し。 何度もくじけそうになりながら、それでも何とかこの日まで気持ちを切らさず持ちこたえ られたのは一緒に頑張る友人達がいたから。 いや~、ほんとに。持つべきものは友。本当に心の支えでした! 試験会場は1次試験と同じ、グランドプリンスホテル新高輪の大ホール。 1次試験もそうだったけど、だだっ広い会場いっぱいに並べられた長机。 そして今回は各席の前に輪が6つ描かれた紙が置かれ、ここにグラスが並べられるのか・・ といやが上にも緊張感が高まります。 心臓がどん、どんと鳴り響き、胃がきゅーっと締め付けられる感じ! いよいよだ~!頑張れ私!落ち着け! 試験の説明の中で何が一番プレッシャーだったかというと、試験が始まったら トイレに立つことも許されない、というくだり。おなか痛くなったらどうしよ~。 と間際まで何度もトイレに行く。 ついに、試験始まりの直前に1個目のグラスが運ばれ・・・一番後ろの席だった私が見た 光景はちょっと圧巻でした。 すべての人が同じ条件で受験できるよう考えられた方法なんだとは思うけど、 すべての机の列にグラスを配る係りの方がお盆を持って整列。 いっせいに横に移動しながら一人一人の前にグラスを並べていく。 いやすごい人数。ホテルの方なのかなぁ。 ウェイターさんのような、黒い服を着た人の列が整然と横スライドしていく様は さながらウェーブのよう。 という、つかの間の放心は自分の前に置かれたグラスで一気に現実に引き戻された。 ワインエキスパートは白赤2種のワインテイスティングとその他ジャンルのお酒が2種。 ワインテイスティングは外観、香り、味の印象をそれぞれ選択肢の中から指定された 個数をマーク式で選択し、最後に品種、生産国、ヴィンテージをマークする。 当然、ヴィオニエ!と思っても、それが選択肢になければヴィオニエではありえないわけで、 絞れることは絞れるけど、自分が思った品種がなくても選択肢から選ぶしかない。 学校の2次対策で散々言われたことは、品種、国、ヴィンテージはもちろん当たった方が 望ましいけれど、外観や香り、味の印象も同じく点になるのだから、初めから 品種を絞ってはいけない。素直に、自分が感じたままに、マークすること。 そうそう、そうなのです。例え品種をはずしても印象をはずさない。 今目の前にあるワインを率直に感じ、そのまま表現すればよいのだから、ワインの経験が 乏しくても勝機はあるのだ。 ということで1つ目、白ワイン。 ものすごく色が薄い。透明に近い黄緑色。明らかに若く、香りはそれほど強くない。 どこかフローラル。 口に含んだとたんに、きゅーっと口をすぼめてしまうくらいの酸味!ひゃ~なんだこれは! こんなに酸っぱいのは久しく飲んだことがない感じ。 酸味だけで考えればソーヴィニヨンブランかリースリング・・・。 でもこの色の淡さは・・・まさか甲州!?普段飲み慣れてないし。ぐるぐる。 とりあえず印象の回答だけして品種は後回しにする。 2つ目、白ワイン。 色は濃い目。樽もやや効いている感じがする。香りはすっきりとして際立った特徴はない。 んーしかし、この冷えた温度ではどのワインも香りの印象は弱くなりそうだなぁ。 一口こくり。うげ、まずい。が第一印象。汗 甘みの強い口当たり、それでいて余韻はなぜか途中ですーっとなくなってしまう。 厚みがない。なんだこれは~~! しいて言うなら少し前の2次対策で飲んだドイツのリースリングに近い。 ぺトロール香するかしら・・・。 選択肢にはイタリア品種も散見されるけど、ガルガーネガとかノーマークだよ~。 で、また品種は後回し。 3つ目、赤ワイン。 紫がかった明るい赤色。透明感があり、それほど濃くはないが、ピノノワールほどに 薄い色合いではない。 香りはしっかり。いちご、ラズベリーなどの赤いフルーツの香りとどこか土のような香り、 なめし皮まではいかないが何か動物的な香りがする。 シラーやカベルネではないな。 ピノの濃い目のやつか、カベルネフランくらいならあるかもしれないけど、それほど ピーマン香はしないのよね。 口に含むとあれ、結構しっかりタンニン。酸味は弱め。ピノじゃないな。 でもこのフルーツ感とタンニンは・・選択肢から選ぶならメルロ? 4つ目、赤ワイン。 枯れかかった色合い。茶色、もしくはレンガ色。これは定石どおりならネッビオーロだけど・・。 香りは強くて腐葉土やスパイス香も。口に含むとがっつりタンニン。 これは間違いないでしょう!・・・たぶん。 5つ目、その他。 その他のお酒はすばりお酒の種類を当てるのみ。印象コメントでの加点がないので一発勝負! よし来い! 無色透明。嗅いだ瞬間、オレンジ。コアントロー。間違いなし。 と思ったら選択肢にホワイトキュラソーもある。ホワイトキュラソーの一種がコアントロー・・ だけど、どうなんだ?ひっかけ? まあでもコアントローと書いておけば外れではないはず。 6つ目、その他。 薄い琥珀色。ブランデー?ウィスキー? 息をはいて、止めて、はい!っと嗅ぐ。お。リンゴだ! カルヴァドス、決定~。 今までカルヴァドスによく引っかかっていた。 リンゴの香りが取れなくて、ブランデー系を選んでしまう。 この土壇場でこんなにはっきりリンゴを嗅ぎ分けられるなんて、ラッキー! 成長した、私?なんて。 1~3のワイン品種は時間ぎりぎりまで考え、最後はえいや!でマーク。 わからないんだもの。もうしょうがない。これが今時点での私の実力だ。 試験終わったよ~~~。 ****************** 試験の後はエキスパート受験の面々で待ち合わせ。アドヴァイザー、ソムリエ受験の皆! あとちょっと頑張って! 口々にワインの印象や品種について意見を述べ合いつつ打上げ会場へ。 今回の打上げは『小林食堂』にしました。ランチ初めて。 ゆみさんには聞いていたけど、ランチはドリンク付でワインもチョイス可。これはうれしい。 遅めの時間でメインのお肉は売り切れてしまってました。でもお魚ウェルカム。 前菜はサラダかスープを選べる。 キンキンに冷えた白がのどに心地よい。緊張と疲れが洗い流される~。 フィトチーネ、豚肉のラグー。 メインのお魚。スズキのポワレと穴子のフリット。 天ぷら、ですわね。穴子かりっかり、ふわっふわ。おいし~。 さらにビールを追加でいただく。あー、これで心置きなくビールを飲んでいいんだ! 桃のデザート。コンポート、ジュレの上にはアイス。全部桃。 緊張は解けても興奮はまだ冷めやらぬ。皆ハイテンション。そりゃそうだよ~。 よく頑張ったよ~。結果はどうあれ、ね。 今回の2次試験対策について。 学校の対策講座は行っておいて本当に良かった。 ワインを数飲むということももちろんあるけれど試験対策として、点を取れるところは 確実に取る、捨てるところは捨てる、時間配分、など、教えられること、実際にやってみて 気づくことがすごく多かった。 ある程度、印象のマーキングには法則があるし、繰り返し行っていることで外観などの 悩む要素のないところでは試験の時間短縮が可能。 そうすれば余った時間を他に使える。 アカデミー・デュ・ヴァンの講座では、濃い赤比較の回はとてもためになった(薄い赤比較は どうしても都合がつかずにいけなかったけど、ぜひ行きたかった)。 品種特性の違いが非常にわかりやすい。記憶にもしっかりと刻まれた気がする。 田崎サロンは駅からは行きにくい場所にあるがデュ・ヴァンと違い、テーブルが丸かったり、 カウンター形式の教室があったり、リラックスして受講できる雰囲気がとてもよい。さすがサロン。 あと、その他ジャンルのお酒対策として行ったリキュール、蒸留酒フリーというクラス。 2回シリーズで1時間くらいの間それぞれ20種類から30種類のリキュールを好きなだけ テイスティングできる。 解説はないけど、こんなに多くのリキュールを自分でそろえて飲むのは無理だし、 似ているお酒同士、例えばアニス系のリキュールを並べて比べられるのは非常にいい。 まあ直前にあんまり行き過ぎると、思い込みで突っ走っちゃったり、逆に迷いが出ちゃうので ほどほど、がいい気はします。 でもね~、とにかく楽しかった!これで結果がついてくればなお良し。
by sasamikitchen
| 2012-09-24 15:14
| 外食
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