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昔から赤穂浪士好きの父。
12月14日に泉岳寺に行こうと誘われる。 普段は静かなこの場所も、この日ばかりはたくさんの屋台が出てお祭り騒ぎ。 空腹に響く、おでんの香り、やきそばの香り。 簡易休憩所も作られて、皆思い思いに紙コップでお酒を飲んだり、焼き鳥を頬張ったり。 目を覆いながらその間をくぐり抜けると、そこに四十七士の墓所があります。 墓所へ続く道。 途中には、吉良上野介の首を洗ったという井戸。 浅野内匠頭のお墓の先に、ずらり並ぶ四十七士のお墓。 あたりはお線香の煙がもうもうと焚かれ、真っ白。 参拝者の長い行列に並んでゆっくりと進みながら、購入したお線香をばらして お墓に1本ずつ手向ける。 一つ一つのお墓に名前と亡くなった時の年齢が木の立て札でつけられています。 やはり大石内蔵助と主税のお墓が人気。人垣とひときわたくさんのお線香。 最年少16歳の大石主税のお墓の隣には堀部安兵衛のお墓があり、生前の嗜好を 知られてか、たくさんのカップ酒が供えられているのが面白い。 私は特に忠臣蔵が好きなわけでもないし、恨みは恨みを持って静まらず、 恨みなきによって静まる、と説いたお釈迦様の言葉の方が、人の生き方としては 正しいんじゃないかと思うけど(なかなかできないけど)、これだけたくさんの人が、 主君の敵討ちをして自害したという史実に思いをはせてちょっぴり切なく、 ちょっぴりしんみりして手を合わせた。 で、場所移動。 いっつも満席で飛び込みではなかなか入れない、びすとろUOKIN。 一皿がかなりのボリュームなので、助っ人を召集。 お通しのパンからして、ボールにいっぱい! それがあったかくておいしいのでつい食べ過ぎてしまうのです。 生牡蠣。 でかい。ぷりぷり。 ふわふわオムレツ。フライパンごとの提供。 これ、おいしかった~。父が気に入って、もう1個頼もう!と繰り返す。 真タラとキノコのフリット。 本日のブイヤベース。 見えにくいけどキンキが丸ごと入っている。 タジン鍋だったので、ブイヤベースのイメージよりはだいぶ水分は少なめ。 ちょっと塩が濃い目だけど、凝縮された魚介のうまみはパンに浸すとうまい! 他にも絶品フェトチーネやら魚介のマリネ、自家製ピクルスなど。 これらをつまみに日本酒を飲む面々。父が日本酒を飲まないと終わらないので付き合う。 でもちゃんとマリアージュが考えられたラインナップなのか、結構いい感じ。 父もご機嫌。 窓の外には目黒川。真新しいタワーマンションも景色としては悪くない。 今日も楽しくて美味しい一日でした。
by sasamikitchen
| 2010-12-14 20:13
| 外食
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